醸造ポリシーへの共感と敬意、そして双方の技術的な発展を目指して、台湾のクラフトブルワリー<SUNMAI>とのコラボレーション醸造を、2019年以降毎年行っています。
2019年にCOEDOブルワーが台湾SUNMAIへ訪台し、さまざまな意見を交わしながら造りあげたのが、『サンショウカムクワットエール』。
原材料には台湾産の「金柑(キンカン)」と日本産の「和山椒」を用いています。
台湾での販売名は「金運福臨」。いかにも縁起の良さそうなプロダクト名ですが、このビールが新年を迎える時のお祝いとなりますように、という願いが込められています。
当時の干支「子」と、その敵でありつつも福を呼び寄せる縁起物である「招き猫」を一面に描いたラベルデザインは、なんともユニークです。
2021年に醸造した第2弾『喜雨-kiu-』では、台湾産のスパイス「馬告(マーガオ)」と日本産の「白麹」を使用。新型コロナウイルスの影響で、SUNMAIのブルワーたちを日本に迎え入れることができなかったものの、リモートでの打ち合わせを重ね、互いの知見とアイデアをもとに完成させ、柑橘やレモングラス様のアロマと爽やかな酸味の効いたハーブ・アンド・スパイスエールに仕上げました。
第3弾となる今回は、2019年にSUNMAIにて醸造した『サンショウカムクワットエール』をCOEDOで再びつくりました。
まろやかな口当たりと優しく爽やかに香る金柑のジューシーな風味の中に、エッジの効いた山椒のスパイシーなアロマが心地よいアクセントを与えます。控えめな苦味と軽い飲み口で、高いドリンカビリティに仕上げました。
台湾では、金柑はジュースやジャム、お茶として、また旧正月の時期には金柑の木を門松のように玄関先に置いたりと、日常的な生活の中で親しまれています。 日本でも地域によって甘露煮がおせち料理のひとつであるなど、日台ともに新年を彩るくだものとして共通しています。
▶SUNMAIについて
「金色三麥(チンスーサンマイ)」の名で、2004年創業した台湾を代表するクラフトブルワリー。
伝統的なドイツ式醸造工芸からなるビールを皮切りに、台湾独自の原料を使用したビールを多く醸造する。
一年に28 日間しか収穫できない貴重な龍眼蜂蜜を使用したハニーラガーでは World Beer Cupで金賞を受賞し SUNMAI の名を世界にアピールした。
2016年にクラフトビールの醸造工芸と台湾ならではのストーリーや原料を結びつけるという理念を込めて、ブランド名を「SUNMAI」へとリニューアルした。
公式HP(JP):http://sunmai-jp.com/
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【SUNMAI×COEDO】『サンショウカムクワットエール』
原材料名:麦芽、金柑ジュース、山椒、ホップ
ビアスタイル:Fruit and Spice Ale(フルーツ・アンド・スパイスエール)
アルコール分:5.5%
仕様:瓶333ml
保存方法:要冷蔵
賞味期限:製造から120日
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