長野県飯綱町産の授粉用リンゴである「メイポール」を、信州大学の特許技術で加工された「リンゴ抽出液」を使用したフルーツウィートエール。メイポール種は、可食部が少なく活用方法が限られるリンゴです。リンゴの皮には100gあたりリンゴ5個分のポリフェノールが豊富に含まれていますが、通常の場合、加工の段階でほとんどが廃棄されてしまいます。
信州大学の「酵素処理技術」によって得られたリンゴ抽出液をウィートエールと合わせることで、麦芽やホップ、イーストだけでは得られない酸味、香味が付与されます。今回の「香琳-Kourin-」は、やはりメイポール由来の爽やかな酸味、小麦由来の優しい味わいとともにフルーティーなフレーバーをお楽しみ頂ける仕上がりとなっております。
果物に含まれるポリフェノールは分解されやすいため、機能性と共に色味を抽出することが難しいのですが、信州大学の「酵素処理技術」によって、分解を極力抑えた方法でポリフェノールや他の機能性物質が効率的に得る方法が採用されています。この技術により、今まで日の目を見なかった果物の未利用部分に価値が生まれるのです。
*詳しくはPress Releaseをご覧ください。
▼信州大学が特許を取得している酸素処理技術について
研究に⽤いるのは「酵素処理技術」。酵素は、物質の化学反応を促す触媒の働きをするタンパク質の⼀種で、⽣物の体内で作られており、⾷べたものを消化したり、代謝反応を触媒したり、⼈間の体が機能するために必要不可⽋な物質です。物質化学科⽣物化学研究室では、⻑年キノコ菌が⽣産する酵素の基礎研究を⾏ってきており、その応⽤として今回の技術開発が⽣まれたものです。従来では抽出効率が悪かったものを、酵素を使⽤することにより各段に効率がアップします。またリンゴのポリフェノールは、⼤変分解されやすいのですが、本技術によりその課題が克服されました。本技術はリンゴ以外のあらゆる果実や野菜類に応⽤可能です。飯綱町に酵素処理技術について技術指導した上で、特許「特許第6391020号:天然⾊素抽出液の製造⽅法(⼀般社団法⼈⻑野県農協地域開発機構と共同保有)」についても使⽤許諾しています。
<2022年のスペック>
長野県佐久市産の規格外品のリンゴを使用し、ホッピーシードルをイメージしてつくり上げたBrut IPAです。
エステルのキャラクターは控えめに、柑橘を思わせるフルーティーなホップアロマとリンゴのフレーバーを引き立たせ、糖を抑えてドライな飲み口に仕上げました。
爽やかな香味に、美しい玉などを意味する「琳」を形容した「香琳-Kourin-」の名の通り、涼しさの増す秋口にぴったりなビールです。
※酒税法は発泡酒に分類されます。
【Spec for 2024】
• 原材料名:麦芽、リンゴ抽出液、ホップ
• ビアスタイル:Fruit Wheat Ale(フルーツウィートエール)
• アルコール分:5.0%
• 仕様:瓶333ml
賞味期限:製造から120日
保存方法:冷蔵庫にて保管ください
【Spec for 2022】
• 原材料名:麦芽、リンゴ(長野県佐久市産)、ホップ
• ビアスタイル:Fruit Brut IPA(フルーツブリュットIPA)
• アルコール分:6.0%
〈2024年発売品に関して〉
【 保存方法 】
• 直射日光を避け、冷暗所に保存してください。
【 賞味期限 】
• 製造から120日