コラボレーションがスタートした2018 年当初より、「これまでのイメージを覆すような、コーヒーの多様性を感じられるコーヒービールづくり」をコンセプトに、両社の職人(ブルワーとロースター)がクラフトマンシップを発揮し合い、ベースビールとコーヒー豆の選定を行っています。
今年は、昨年までの「澄虎 -Sumatera-( すまとら)」とは別の味わいにしようと、改めてお互いの製造現場で互いのものづくりを深く理解することから始め、一からコーヒー豆やビールスタイルを選び直しました。今回はエチオピア「ウォルカ・ハロハディ」シティローストの豆を焙煎して供給。それをコエドブルワリーで醸造した「アルト」スタイルのビールに漬け込みました。完成したコーヒービールは従来の黒ビールをベースとしたコーヒーポーターやコーヒースタウトの味わいとは明確に異なります。
「織香(うぉるか)」という名のとおり、ベースビールの「アルト」の中にコーヒーの華やかな香りと果実のような風味が織り重なる、繊細かつ重層的な味わいに仕上がりました。秋から冬にかけて季節が少しずつ移りゆく中で、じっくり味わいながらお楽しみいただけるビールです。
●ビアスタイルのアルトとは:
ビールとしての飲みごたえとコーヒーとの調和をより重視してドイツの伝統的なスタイルである「アルト」を選びました。麦芽(モルト)は定番のピルスナーモルトにミュンヘンモルトとカラメルモルトを加え、すっきりとした飲み口の中に甘みとコクをプラスし、コーヒーとの親和性を高めました。さらには、ホップの量、投入タイミングを調整してホップ由来の香りや苦味を控えめにすることにより、コーヒー由来の華やかな香りと果実感を楽しむことができるよう工夫が凝らされています。
●コーヒー豆・エチオピア「ウォルカ・ハロハディ」シティローストとは:
今回のビール名「織香-Worka- (ウォルカ)」もこれにちなんでいます。数あるコーヒーの中から、ビールと調和しつつも特徴的な香味を有することを条件に絞り込みました。エチオピアの西南部にあるイルガチェフェからさらに南東に下ったところにある「ウォルカ」エリア。その中にある「ウォルカ ウォッシングステーション(加工場)」にはいくつかの近隣集落からコーヒーチェリーが持ち込まれます。その中でも特に高品質なコーヒーが育つ環境にあるハロハディ集落のコーヒー「ウォルカ・ハロハディ」に決定しました。シティローストのコクと甘みの中に、華やかな香りと果実感のある余韻がいつまでも続きます。昨年、実際にハロハディ集落を訪れた堀口珈琲の生豆バイヤーも太鼓判を押す、素晴らしい品質のコーヒーです。
• 原材料:麦芽、コーヒー豆(エチオピア「ウォルカ・ハロハディ」)、ホップ
• ビアスタイル:Alt(アルト)
• アルコール分: 5.0%
• 仕様:瓶333ml
【 保存方法 】
• 直射日光を避け、冷暗所に保存してください。
【 賞味期限 】
• 製造から180日