MEET THE BREWER 采葉-IROHA-2026
COEDOの四季限定IPAシリーズの春に合わせてリリースした采葉-Iroha-、その担当者である尾崎氏に意図やこだわりを聞いてみました。

COEDO 采葉-Iroha-とは
どのようなコンセプトで設計しましたか?
尾崎氏(以下略):春のイメージといえば桜のピンク色のイメージが思い浮かびますが、春らしくなくピンク一色では、春の始まりには白い梅の花や淡い緑のふきのとう、春の終わり頃には黄色い菜の花など、多様な色合いが重なり合います。特に桜と菜の花が同時に満開になっている埼玉県幸手市の風景が心に刺さり、多様な春を象徴としたビールをイメージして作りました。
使用した原材料の特徴や選定理由を教えてください。
この采葉、今回が2年目の商品になります。昨年は、春の芽吹きの元気の良さをシングルホップで表現して「シムコ―!いっぱーつ!」的な弾けるシトラス感をモチーフにしていました。今回は複数のホップを使用して「それぞれには違った個性がある」のに「合わさると一つの大きな方向性」となる、私たちが捉えた”COEDO 春のイメージ製法”で、シトラスの味わいを表現してみました。
地元産の素材や伝統技術など、特筆すべき点は?
West Coast IPAは革新的なスタイルで、私たちだけでなくブルワリー各所が試行錯誤を重ねて高品質なものを求めてきました。その中でニュースタンダードがつつ生まれます。将来この取り組みが伝統技術と呼ばれるようになるのをリアルタイムで見届けいきたいです。
West Coast IPAについて解説してもらえますか。
現代のクラフトビールを象徴する、ホップの個性を最大限に引き出したスタイルです。
- 味わいの方向性:フルーティー、松、柑橘など、多彩ではっきりとしたホップの香りが特徴です。
- 飲み口:麦の甘みを抑えた「ドライでキレのある後味」と、しっかりとした苦味が楽しめます。黄金色の見た目通り、ガツンらしい苦味と爽快感のバランスを楽しんでみたい方に最適な一杯です。

今回のビールで挑戦したことはありますか?
常温流通のIPAでも十分にアロマのボリュームが感じられるように取り組んでみました。細かい話ですが濾過をすることで酵母を取り除き、常温で流通できるようにしています。ただしその工程でホップのアロマやフレーバーが減衰してしまうことが少なくありません。
なるべくホップのキャラクターが残るよう、アロマの要素を多層的に組み合わせてみました。ここでも「春のイメージ製法」が活きています。またホップの組み合わせだけではなく、酵母やモルトのキャラクター、発酵熟成の温度管理もすべてここに集中する形で構築しています。
オススメの飲み方はありますか?
『最初にグラスを鼻に適当だったとき、そのアロマに「ぅわ~!」ってなって、ゴクリと呑み込んだあとに鼻から抜けるアロマにまた「ぅわ~!」ってなって、この味わいもビールなのか!と体感していただけると嬉しいです。
おすすめのペアリングは?
お花見や野外でのバーベキューなど、寒い季節が終わって解放感を感じるシーンとのペアリングを楽しんでいただきたいです。
最後にこのビールを一言で表すと?
『一言って難しくないですか?? う~ん、やっぱり「芽吹きのエネルギー‼︎」』

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