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JOURNAL

【HORIGUCHI × COEDO】『暮音-Kureoto-』ができるまで

「スペシャルティコーヒーとクラフトビールの多様性を感じられるものづくり」をコンセプトに2018年よりはじまった、堀口珈琲さんとのコラボレーションプロジェクト。ロースターとブルワーがクラフトマンシップを発揮し「新たな味わい」の創造に挑みます。   いままでリリースは秋~冬が多かったのですが、夏でも変わらず珈琲を楽しんでいる私達は、夏に楽しめるコーヒービールがあっても良いではないか。ということでゴールデンエールをベースにしたコーヒーエールを造りました。柑橘やベリーなどの果実感が感じられるエチオピア「【ウォルカ】クレイウォットナチュラルシティロースト」を、淡い金色の「ゴールデンエール」スタイルのビールと組み合わせました。すっきりとした飲み口ながらも、モルトの優しい甘味に、コーヒー豆の甘い香りと果実感がきれいに溶け込んだ繊細な味わいに仕上がってます。日が沈みかけ暑さが和らぐノスタルジックな夏の夕暮れをイメージし「暮音-Kureoto-」と名付けられました。   ※エチオピア「【ウォルカ】クレイウォット ナチュラル」シティロースト」 仕上げの前にホップガンを使用してコーヒー豆とのタッチポイントをつくり、アロマ、フレーバーを付与していきます。   コーヒー豆をホップガンに投入。   コーヒー豆がホップガンに入りました。このあとガス置換してサーキュレーションします。   ビールがゆっくりとホップガンを満たしていきます。   サーキュレーション時はテイスティングを繰り返しながら、コーヒー豆のキャラクターがどの程度付与されてきているか確認しながら、香りやフレーバーのピークを見定めます。この瞬間は毎回パリッとした緊張感がタンク室に張り詰めます。   繰り返しテイスティングを行い、変化する香味に神経を研ぎ澄ませます。   もうそろそろいい感じのようですね!ホップガン前後では、そのキャラクターの違いに感動します。クレイウォットナチュラルシティのいちこジャムのような甘い香りが付与され、よりリッチなゴールデンエールに。やはりビールの基本原材料である麦、ホップ、イーストでは出せないニュアンスです。目指すのは、ビールとしてのおいしさ、全体のバランスです。クレイウォットの個性を引き立てるベースビール、或いはベースビールを引き立てるクレイウォットという関係です。単なるロースト香という言葉では表現出来ない、コーヒーの多様で豊かな香味の世界です。   「暮音-Kureoto-」今年の夏の一本です。私は毎年この時期になると読みたくなる池澤夏樹著「夏の朝の成層圏」など読みながらゆっくり楽しみたいと思います。********************【HORIGUCHI × COEDO】『暮音-Kureoto-』原材料名:麦芽、コーヒー豆(エチオピア「ウォルカ」クレイウォット ナチュラル シティロースト)、ホップビアスタイル:Coffee Ale(コーヒーエール)アルコール分:5.0%********************※製造工程の関係で、酒税法上「発泡酒」に区分されています。▼昨年のコラボレーション「織香」「黒艶」【HORIGUCHI × COEDO COLLABORATION 2021】#1のアーカイブはこちらhttps://coedobrewery.com/blogs/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9/horiguchi-coedo-collaboration-2021-%EF%BC%91

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